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「闇と光」 第六章-2

ハウト VS カイン
「やっぱお前はガキで大馬鹿でシスコンだ」

「…なんだと…」

「自分のやったことを正当化しようとすることがガキなんだよ」

「あんな男、死んで当然だ!!」

「だから殺してもいいってのか?馬鹿キング!!」

「さっきから馬鹿馬鹿と…手前だってさんざん殺してきただろう!!」

「ああ」

「お前が今までやってきたが何なのかわかっているのか!!」

「ただの人殺しだ」

「…!!」

「俺は間違いなく地獄に落ちる。それだけのことをしてきた。だが俺には守るべきものがある。そのために、ここでまた血を流すことに躊躇いはない」

「…く…」

ハウトさんの言葉に、カインさんは明らかに動揺しています。

「…俺にも…譲れないものが…ある!!」

「ふん…拳で語ろうぜ」

「…カイン…」

「うおおおお!!」

「はあああ!!」

恐らく全力あろう二人の一撃が交錯する瞬間

「カイン!!」

アズリアさんの声が響き

「…」

カインさんの剣は折れ、倒れました。





「カイン!!」

アズリアさんがカインさんの下へ駆け寄ります。

「カイン…しっかりして…」

「…馬鹿野郎…何で、敵である俺の名前を呼ぶ」

「カイン…」

「おかげで、気が抜けてしまったじゃねえか…」

「だって…姉弟でしょ…」

「カイン…お前は一体何のために戦っていた?」

師匠が尋ねます。

「…居場所が、欲しかった…」

ハウトさんの問いに、カインさんは答えました。

「あの時は…姉上のそばに、俺の居場所があった。その場所にいるために…姉上を守るために、俺は強くなろうとした。そして…あの男が現れて…俺の居場所はなくなった」

「そんなことない!!私は…カインにもっといて欲しかった!!」

「…俺は…もう何の役に立たない男だった…そんな奴がいても…」

「お前は本当に馬鹿者だな」

師匠が呆れながら言いました。

「全くだ」

ハウトさんも同意しました。

「カイン…私はあなたにそばにいて欲しかった…それは役に立つとかじゃない」

「…」

「カインだからそばにいて欲しかった」

「…あね、うえ…」

「あなたの代わりは…誰にもできないもの」

「…」

アズリアさんの言葉に

「…ははは…」

カインさんは

「…愚かだ…」

涙を流していました。

「本当に、なんてガキだったのだ俺は…自分の居場所はないと勝手に決め付けて…俺の居場所は…すぐそこにあったのではないか…」

「カイン…」

「姉上…俺の手は…汚れてしまっている。それでも…そばにいてもいいのか?」

「私達も汚れている」

師匠は言いました。

「どんなに汚れていても、やり直しのきかない人生なんてないさ」

ハウトさんが答えます。

「そうです!間違えてもそこから学んでまた歩いていけばいいんです!!」

「…カイン…」

アズリアさんはカインさんに手を差し伸べ

「…姉上」

カインさんはその手を



触れることはありませんでした。

続く

テーマ : 雑記
ジャンル : ブログ

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