スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「闇と光」 第五章-5

第五章のラスト。色々な視点からどうぞ。
「…教えて良かったのか?」

ナティアちゃんが部屋を出て、俺はタータにそう聞いた。

「彼女は知っておいたほうがいい…そう思った」

「そうか…ならいいや」

「それより他に問題があるだろう。カインはどうするつもりだ?」

「んー…それは俺が叩き直す。いいだろ?」

「…うん…でも…」

「心配するな。カインは殺さねえよ」

「…そうじゃない…ハウトが…」

「死なないって」

「…信用できない」

「う…」

「…もしもの時は…カインを殺して」

「馬鹿野郎、誰も殺さない、死なせない…誓うさ」

「…うん」

「…もしかして私はすごくお邪魔でしょうか?」

「うん、邪魔。てかお前色々口調変わりすぎ」






「…サキ…」

「何?兄さん」

「…いや、なんでもない…」

「ふふ、変な兄さん…」

「…」

なんてことだ…もう昔のサキではない。

俺のあの時に決断は…間違っていたのか…?

「サキさんよ、悪いが俺も参戦させてもらうぜ」

「お好きに。あなたが死のうが関係ないから」

「…」

こんなことを言うことなど、絶対になかった。

「ふふ…ラル、今度こそ殺してあげる」

…ラル、私ではもう届かない…

どうか…妹を…救ってくれ!!






「…」

私は一人、歩いていました。

目的の場所などありません。

ただ、タータさんの言葉が…師匠がもうすぐ死ぬのが…信じられなくて…

「…師匠…」

「呼んだか?」

「わあっ!!」

いつの間にか、そこに師匠がいました。

「し、し、し、師匠!いつから!?」

「ついさっきだ。なにを驚いている」

「だ、だって…」

「明日は決戦だぞ。体調を整えておけ」

「は、はい…」

…いつもと変わらない師匠…本当に、体はボロボロなのでしょうか?

「…師匠…」

「馬鹿弟子」

「は、はい!?」

「…いちいちオーバーリアクションするな」

「うう…」

「この戦いが終わったら…私はこの町に腰を落ち着かせようと思っている」

「…え?」

「お前はどうする?いつまでも私の元にいなくてもよかろう」

「師匠…」

恐かったです…こんなことを話す師匠が…

「…私は…まだ、師匠から色々なことを教わりたいです」

「…そうか」

師匠が小さく笑いました。

「全く…いつになったら巣立つのだか」

「師匠…」

「ん?」

「…この戦いが終わったら…聞いて欲しいことがあります」

「…終わった後でいいのか?」

「はい」

「そうか…」

…うん、この戦いが終わったら私の気持ちに…全てに、決着を付けよう。

そう心に決め、明日を向かえました。

第五章 完

テーマ : 雑記
ジャンル : ブログ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

零

Author:零
読み方:「ぜろ」

リンクはご自由にどうぞ。コメントとかで残していただいたら遊びにいくかもしれません。(ただし、アダルト関係などは除く)

コメントはできるだけ返事するよう努力します。コメント返信はコメントのあった場所にします。

荒らしや宣伝行為などは遠慮なく削除いたしますのでご了承ください。

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
フリーエリア
リンク
ブロとも一覧

世界次元管理日記
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。